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ムツゴロウの馬読本 |
| 畑正憲 文藝春秋 １１００円 | |
| 馬を訪ねて外国に行ったときの話しや北海道での自分の手で育てた馬の話しなどが中心。南米でのガウチョ（馬の背で暮らす人）と競馬をした話し、シェットランド島でのポニーにまつわる話し、アルゼンチンでのファラベラポニーの話し、アメリカ西部でのメカニカルブル（ロデオのマシン）に挑戦した話しなど楽しい。また、北海道の草競馬で活躍するムツゴロウ氏の愛馬ナツ号でのバンバ初勝利や道営競馬での持馬の活躍などムツゴロウとゆかいな仲間たちのすべて人と馬との話し。 | |
| 感想：★★★★ |
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馬の岬（天然記念物の動物たち） |
| 畑正憲 角川書店 ４７０円 | |
| 宮崎県の都井岬の御崎馬を訪ねるムツゴロウ氏。取材が進むにつれ観光化のなかで野生馬である御崎馬をとりまく人々の複雑な人間関係に問題点が浮き彫りにされる。観光業者の進出とともに人が手を加えねば生きていけないところまでにきた御崎馬に岬が楽園になる日がくるのであろうか。 他に見島牛を訪ねた鈍足の島、長尾鶏を訪ねた鶏の町、コシジロウミツバメを訪ねた海燕の島の四編。 | |
| 感想：★★★ |
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ムツゴロウの愛馬行進曲 |
| 畑正憲 文春文庫 ３６０円 | |
| 第一曲では、騎手志願のムツゴロウ氏が浜中競馬で優勝するために、朝から晩まで馬に乗り特訓をしたり、八百長を考えたり、老婆から赤チンをお尻に塗るマジナイをうけたり、なりふりかまわず勝利を目指す。 第二曲では、アングロアラブ種の牝馬ララと道産子の牡馬ゴンベとの交配、ペルシュロン種の牝馬フユとサラブレットの牡馬ハーバーとの交配、黒馬が欲しくて博労から買ったペルシュロン種のアオとその仔ランの誕生、犬の尻ばかり追いかけているシマウマの風太のはなしなど。 | |
| 感想：★★★ |
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ムツゴロウの馬ショートショート |
| 畑正憲 文春文庫 ３６０円 | |
| 動物王国でお馴染みのムツゴロウ氏が馬を題材にした物語にはじめて挑戦。馬にとりつかれた人々の不思議で愉快な物語。マイセンの馬、三彩の馬、白銀の馬、御影石の馬、藁の馬、油の馬など短編全１５話。 | |
| 感想：★★ |
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ムツゴロウの馬を訪ねて地球一周１ |
| 畑正憲 中央競馬ピーアール・センター ２０００円 | |
| 世界中の馬が見たいと旅を続けるムツゴロウ氏。天馬を訪ねたシルクロード編、ゼブロイド（馬とシマウマのアイノコ）とアラブ馬を訪ねたアフリカ・エジプト編、わが青春時代の想いが蘇るロシア・ハンガリー編、ベルモント競馬場を訪ねたアメリカ編の４章からなり、各国の馬事情だけでなく、政治や風土といったものもよく伝わってきます。訪れた各地の人々と親しくなり馬に乗せてもらうムツゴロウ氏、羨ましい限りです。この本はＡ４サイズの大きさでカラー写真と本文が交代で現れる構成になっているのですが、この世界各地の写真が大変奇麗です。 | |
| 感想：★★★ |
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ムツゴロウの馬を訪ねて地球一周２ |
| 畑正憲 中央競馬ピーアール・センター ２０００円 | |
| 世界の馬を訪ねて旅を続けるムツゴロウ氏のシリーズ第２作。第１章アメリカの友人では、フロリダで馬の調教をするカウボーイ兄弟を訪ねる。彼らの持ち馬のパッチは、オープンカーに乗り、マクドナルドでビックマックを食べ、釣りを楽しむ。また、彼らは車椅子の人のための馬を調教したりもする。第２章アイルランド馬めぐりでは、ダブリンの公営団地で行われるトロッターのロードレースや団地の乗馬クラブで裸馬のまま障害を飛ぶ少年たちを観戦する。そして、アイルランドを代表する名馬コネマラのいる牧場を訪問する。第３章競馬二都物語は、ブラジルのサンパウロ競馬場では荒馬を調教するために、山羊を馬房に入れていたのに驚く。南インドのマドラス競馬場では、スタート地点にゲートはないし、騎手は素人で次々と落馬するのを目のあたりにする。第４章大ナーダム・草原激走之記では、草の海が果てしなく続くモンゴルで３０キロを一気に走破するナーダムの競馬に参加する。約千頭の馬がひしめき合うレースのなか命がけで必死に馬を追うムツゴロウ氏、最後は調子の悪くなった馬から下馬し一緒に走ってゴールし完走を果たす。 | |
| 感想：★★★ |
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ムツゴロウの馬を訪ねて地球一周３ |
| 畑正憲 中央競馬ピーアール・センター ２０００円 | |
| 日本中の馬好きファンに捧げるシリーズ第３作。第１章欧羅巴馬紀行は、ポーランドでは幻の馬タルパンを追い、スロベニアではリピア（リピッツァ）、スペインではアンダルシアンに乗る。そして、フィンランドではトナカイのソリに乗る。第２章アジアの純粋草競馬は、インドネシアのスンバ島でパソラと呼ばれる馬に乗って槍を投げ合って戦う命がけの騎馬戦を観戦したときの話しを中心に、象やラクダに騎乗した話しも出てくる。第３章健在なりカウボーイたちは、アメリカのオレゴンでロデオ大会を観戦し、憧れのクォーターホースに乗る。第４章ブラジル競馬綺談は、サンパウロ競馬場でニホンカップを観戦し、３０年前に日本から失跡した騎手に出会う。そして、パンタナールの秘境で水行馬に乗りガウチョと一緒に走る。 | |
| 感想：★★★ |
